【程よい距離感】

2017年3月8日

この世のものは全て「期間限定」の預かり物

 

 

「形」の世界はとても儚いです。

 

形あるものは

その不完全さゆえに

美しく

愛おしくもなります

 

形があるもので永遠なものなど一つもなく

形あるもので私たちが所有しているものなども一つもありません

 

全て「期間限定」の預かりもの

 

自分の体でさえ

パートナーでさえ

仕事でさえ

子供でさえ

親でさえ

家や財産でさえ

友達でさえ

 

永遠なものは一つもなく

預かっていられる時期は限られています

 

だからこそその儚さのために愛しくなります

 

その預かり物に対して

もっと距離感をもち

もっと敬意をもって接していけたら

その「預かりもの」との関係性も変わってきます。

 

自分自身に対しても

他者に対しても

所有物と考えるから苦しくなる

 

愛おしいからこそ

心地よい距離感を

これは愛と信頼の賜物

 

距離感と尊厳を持って接していけたら

もっと楽になります。

 

形あるものはみんな永遠ではありません。

出会いがあれば必ず別れがあります。

 

私たちが永遠に持っていけるのは思い出だけ

 

だからこそ

この限られた期間を大切な人たちと感謝の元に過ごしたい

当たり前に思える存在の人でも

失って初めてわかる

どんなに大切な人だったかが

 

自分の不完全な部分も含め

自分もこの上なく愛し慈しんでいきたい

 

この世に当たり前など一つもなく

在り難いものだけ

 

だから、限られた時間を「感謝」の元で

大切な人たちと過ごせたら

そして、自分と寄り添っていけたら

人生は更に豊かなものになるでしょう。